失われた10年といわれ、有象無象のFX業者がまだまだ多かった4-5年前の時代背景から
生まれた本と言えようか。
本質はこのとおりと思うが、現時点で読むとやや古さが否めないし投資家も学んだので、
読者の求める内容が違ってきているのではないかと感じた。
トレンド・フォローの重要性、資金管理の重要性などが慎重すぎるぐらいに書かれています。
「一目均衡表による」テクニカル分析とサブタイトルした方がよいぐらい判断を依存して
いますが、その理由にはには拘らないと明言しています。拘る人は気にするかもしれません。
ファンダメンタルは全く触れられていないので、そうした知識を求める方には向いていないでしょう。
FXをはじめてから、今のところ負けなしですが
この本を読む前は「なんとなく」の運で勝っていた気がします。
最後まで読み、裏打ちされたシナリオで
FXに臨んだところ、過去の儲けよりも
しっかりしたプラスに転じ、金額もより多く
口座に残るようになりました。
(種銭が少ないので、ささやかではありますが)
地に足をつけた投資を希望される方におススメです。
各通貨ごとの「クセ」も解説されていますので
実践書にしては親切ではないでしょうか。
また著者の知識をひけらかすだけの
本でないことが、この本の特徴でもあります。
(シンプルかつ使える知識です)
FXをはじめ投資をされる方は
自分も含み加熱する局面があります。
特にFXは「投資」ではなく「投機」に近いので
冷静な判断で行うのが、一番よい方法だと
いうのが大前提であります。