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真撫子新聞

就職氷河期にSEやMRになった友達をよそに、メリケンのコンサルタント会社勤務していたが、時給換算で学生時代より荒んだ35歳独身。 「下手くそ経営者」「⇒使い捨て若者」「LINE、スマホ」「虚業」「だらしない団塊男女」職場や社会で生まれる怒りの弾丸を放つ新聞。たぶん、直に廃刊する。あしからず。中身男、経済とか政治とかまじかにふれるコンサルだけに。読んでスッキリ、あほをけさぎり、なるたけ救う。がモットー

カーティス・フェイス 現在最高のファンド総裁

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カーティス・フェイス 現在最高のファンド総裁

投資家(というか投機家)として成功したリチャード・デニスの高弟です。結果的には、デニスの投資法を伝授され、彼自身も成功し、その投資法(+心構え)を伝授するという内容ですが、カーティス・フェイスの価値観というか人生観みたいなものも若干あり。

 曰く・・・

 基本的にはトレンドフォローだが、タートル(デニスの弟子たちのこと)のやり方よりうまく機能するトレンドフォローだってあるかもしれない。

 フェイスが採用したのはドンチアン・チャネルとよばれる手法。つまり、市場価格が過去の特定の日数(20日システムと60日システムを利用)のなかで最高値を超えたら(ブレイクアウト)、参入する(買う)。空売りも同じ考え方。

 過去のデータを検証し、確率的に期待値が十分とおもわれる取引を行う。リスクを管理し、ポリシーは首尾一貫させる。そしてあらゆるトレンドをつかもうとする。シンプルであろうとする。

 勝トレーダーは現在のことを考え、先のことを思い煩わない。初心者は予測したがる。タートル(亀)は先が読めるふりもしない。連続10回の負けトレードでも最初の計画を貫こうとするのなら取引の達人である。不運が続いているだけ。

 未来は予測するものではなく、確率の観点から捉えられるべき。

 勝ちトレードよりも負けトレードの方がおおいが、ストップロスがあるため、利益を出せる。タートルは、それぞれのトレードはもしかしたら勝ちトレードになるかもしれないが、十中八九は負けトレードになると思いながらトレードする。勝ちトレードは、大規模なものになりやすい。

 ドンチアン・チャネル・ブレイクアウトと、トレンド・ポートフォリオ・フィルタを組み合わせた。まず、過去20日の最高値を更新したとき買い、最安値を更新したら売る(ドンチアン)。ただし、過去50日の移動平均が300日の移動平均よりも高いときでないと(大きなトレンドが見えていないと)買わないし、低い時でないと売らない(フィルタ)。

 ユニット(1回あたりの買い付け量)の管理こそがシステムの要である。

 現在価格が、100日前の価格に2N(Nはその銘柄の値動きの大きさの標準偏差みたいなもの)を加えたものより高くなれば買い、という参入の仕方もある。

 その他の戦略(ルール)としては、

  ・350日移動平均+7Nを上限、350日移動平均-3Nを下限とした帯域(ボリンジャーバンドみたいなもの)を設定し、チャネル最高値を超えたら買い、チャネル最安値を下回ったら売り、移動平均をクロスしたら手仕舞いという戦略。

  ・25日移動平均が350日移動平均を上回ると買い、下回ると売り、2N(買値や売値の逆方向に2Nだけ下がったところ)をストップロスオーダーのラインとする。

  ・売買から80日たったら自動的に手仕舞いする。

  ・100日移動平均が350日移動平均をクロスした時に参入。

  ・150日移動平均が250日移動平均をクロスし、かつ、これら2つの移動平均が、350日移動平均および時価に対して同一側にあれば参入。

 などを例示。どれも単純。複雑なシステムが優れているというわけではないし、どれがいいというわけでもない。

 トレンドの期間中に蓄積した利益の一部をあきらめるのは、トレンドフォロー派としてはあたりまえのこと。

 多様性と単純さが原則。多様性・・相関の小さい多くの市場に参加し、トレンドを求める。システム(戦略)も分散させる。ゆえに資金は多いほうがいい。

 デニスの戦略は単純。秘密の知識を持てば特別に感じられるが、単純な真実を手にしてもそうは感じられないもの。自我は他者よりも優れていることを示すために特別な知識を手にしていると信じさせたがるが、自我は一般に知られている真実には我慢できず、秘密をもとめるもの。単純なルールに従うのが重要だが、それが困難なのは自我のせい。自我は正しくありたがり、予測したがり、秘密を知りたがる。自我は、利益の妨げになる「認知の歪み」を避けられない(ので邪魔)。優れたトレーダーになりたければ、自我を乗り越え、謙虚さを身に付けなければならない。

 ほとんどの人が夢を追いかけないのは、努力が報われずに失敗することが怖いから。

 あまり儲けに執着しないほうがたくさん稼げる。

 ものごとが悪い方向に進んでも、確たる自信をもってその規則を守るべし(デニス)。

 タートルは、ブレイクアウトで1ユニットを買い、前回の執行価格から(1/2)N上昇すると、ポジションを追加していた。

 ストップを(1/2)Nとし、ストップがかかった場合でも、市場がもとの参入価格に達すれば再参入するという戦略を採用していたタートルもいた。

 勝ちポジションからの適切な退出は、もっとも重要でありながらもっとも軽視されている。タートルでは、(大トレンドに乗った後は?)10~20日ほど安値更新したときに、手仕舞いにしていた。このやりかたは、含み益の20~40%、時には、100%をふっとばすこともあるが、自己規律が大切。これをやらないと本当に大きなトレンドを掴めない。

 タートルの規則は、単純だが、従うのは難しい。あまり頻繁におこらない大きなトレンドに頼る戦略だから。

 などなど。

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